亜鉛の一日あたりの推奨摂取量は成人男性で10mg、成人女性で8mgと言われています。

牡蠣や牛肉などに特に多く含まれ、ほかにも亜鉛を含む食材はたくさんあるため、日常の食事で比較的摂りやすい栄養素と言えます。

そんな亜鉛にはどのような効果があるのか、不足や摂り過ぎによる症状にはどのようなものがあるのか、それぞれについて見ていきましょう。

亜鉛の具体的な効果としては、

  • 未来の新陳代謝を促す
  • ホルモンの分泌を促す
  • 免疫力を高める
  • 細胞分裂を促す

などがあります。

舌にある味蕾が正常に働いていればこそ、食べたものを美味しいと感じたり、旨みが分かったりするわけです。

亜鉛は私たちが食べる喜びを十二分に味わうためにも不可欠なものと言えるでしょう。

亜鉛とホルモン

人間の体内では成長ホルモンや性ホルモンなど、様々なホルモンが分泌されています。

それぞれのホルモンが十分に分泌されることで、私たちの体は健康を維持できます。

亜鉛はそれらホルモンが合成に欠かせないミネラルなのです。

免疫機能を正常にする

亜鉛には免疫機能を正常にする効果があるため、風邪を初め様々な感染症にかかりにくくなります。

亜鉛が十分にあれば免疫力の高い状態が維持できるため、ちょっとした病気の予防にも効果が期待できるということですね。

さらに細胞分裂を促すことから傷を治りやすくしたり、胎児や子どもの成長をスムーズにしたりします。

不足すると風邪をひきやすくなり傷の治りが悪くなるほか、成長期にある子どもの身長が伸びにくくなることもあります。

味が薄く感じられるといった症状も亜鉛不足が原因かもしれません。

摂り過ぎても健康を損ねる可能性がある

このように不足することで気になる症状がある反面、摂り過ぎても健康を損ねる可能性があるのです。

基本的に許容量を超え摂取した分の亜鉛は体外へと排出されます。

とはいっても一度は食品として摂取し消化されるため、大量の亜鉛を一気に取り込んでしまうと、過剰接収による貧血などの症状がでてしまうことがあるのです。

通常の食事では亜鉛の過剰摂取の心配はほとんどありませんが、サプリメントなどで亜鉛を摂ろうとする場合は、一日の上限とされている量を守って摂るようにしましょう。

ちなみに耐用上限量は以下の通りです。

  • 18歳~29歳、70歳以上の成人男性で40mg
  • 30歳~69歳の成人男性で45mg
  • 18歳以上の成人女性で35mg

亜鉛を多く含む食品はLDLコレステロールを多く含む食品でもあるため、特定の食品からのみ摂るのではなく、色々な食品からまんべんなく摂るようにすることが大切です。

まとめ

私たちが日々口にしている食事を美味しいと感じたり、風邪をひきにくかったり、怪我をしても傷口がきれいに治ったりするのは全て十分な亜鉛があればこそです。

細胞分裂を促す効果もあるため、胎児や子どもの成長に欠かせないミネラルでもあります。

不足すると味がわからなくなったり、傷が治りにくくなったり、風邪などの感染症にかかりやすくなったりします。

また、人間にとって必要なホルモンの分泌が不十分となり、様々な不調の原因になることがあります。

急激な過剰摂取は貧血などの不調の原因になるため、亜鉛をサプリメントで摂る場合は上限量を守って摂るようにしましょう。

亜鉛の効果を最大限に実感するためにも一日の推奨量を守って摂ることが大切です。